マタンガとは
マタンガは変なゲームである。
箱の中には、
ぐにゃぐにゃと長い鉛筆が1本と、紙の束、そしてサイコロが入っているきりである。
紙には、1から60くらいまでの数字がランダムに書かれている。
1から順番に数字を見つけて丸をしていき、例えば50とかまで到達できた人が勝ちである。
ただし、丸をつけることができるのは、鉛筆を持っている人だけ。
そして鉛筆は、1本しかない。
この鉛筆を奪い合うというのがこのゲームの肝である。
遊んでみた
3人で遊んでみた。夫、私、そしてureyさんという人が暇そうにしていたので一緒に遊ぶことになった。
まずはジャンケン。
夫、勝利。鉛筆をゲットして数字を探し丸をつけはじめる。
ureyさんと私は、急いでサイコロを振る。どんどん振る。
「鉛筆マークでた!」
サイコロで鉛筆マークを出した人は、丸を書く権利を得る。
ureyさんはぐにゃぐにゃ曲がる鉛筆を夫の手から奪いとり、丸をつけはじめた。 夫は「ギャ」と言っていた。
夫は鉛筆はぐにゃぐにゃしているので、勢いよく奪っても安全である。
その側から私はサイコロを振る。
夫は目線だけ手元の紙に向け、数字を探しつつ片手間でサイコロを振っている。私は「なんてやつ」と思いながら念を込めてサイコロを振った。
基本的にはこの繰り返しである。
マタンガのここが最高
このよくわからないゲームの素晴らしいところは、大人なのに始終ジタバタしているところだ。大人になったらみんな落ち着いていると思ったら大間違いである。
「ワァ」「ウワァ」とか言いながらサイコロを死ぬほど振り、一生懸命作業している他人の邪魔をして、強引に鉛筆を奪いとる。
合法的に、しかも怒られずに人のものを奪う喜び。
はっきり言って、大変な快感である。
そうしてようやく鉛筆を奪い取っても、鉛筆がぐにゃぐにゃしていてすぐに書けない。
数字がなかなか見つからない。「えーと 」と言っているうちに、まだひとつも丸をつけていないのに奪われたりして「ギャァ」と叫ぶ。それも笑える。
酔っ払って何にもルールを覚えたくないけれど遊びたいとき。
リフレッシュ入れたいとき。
初めての人同士のゲーム会で、場が固いとき。
もう疲れたけどなんか遊びたいなあ、というとき。
「おバカゲーやりたいなー」と思ったとき、意外と思いつくものがなかったのだが、これは最高である。
簡単だし笑えるし、かと思いきや集中力も使うのでガチで遊んでも笑えつつ達成感ありーので最高である。
2〜5人。8歳から遊べる模様。
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